転職活動において志望動機が大事な理由

あなたは何のために仕事をしますか?仕事をするその目的は何でしょう。
答えは人によって違うと思います。違っていいと思います。

さらにはどんな人生を送ってどのように生きていきたいですか?

なぜこのような質問を最初にさせて頂いたかと言いますと、そもそも仕事をすること、会社で働くことは、あくまでその人の人生をどのように生きていくかの手段の一つにすぎないからです。

「自分は将来こんな生き方をしたい!だからこのように働きたいんです!」
と、具体的に考えていることはありますか?その手段と目的の認識を間違えてしまうと、働き方は大きく変わってしまいます。

「将来的には海外に拠点を移して海外で暮らしながら世界規模の事業に携わりながら生きていきたい!」

「将来は自分の地元の地域活性化に努めながら両親も含め、ゆっくりと過ごして地元をもっと大切にしていきたい!」

正解はないと思います。将来自分がどのように生きていきたいのか、その為の手段の一つとして会社があるということをしっかり認識しておくと、会社選びも自然とワクワクとしてくると思います!

志望動機を考えることは自分の生き方を考えるきっかけにもなると思います。
まずは、自分どう生きていきたいのかを考えていきましょう。

〇「なぜ」を繰り返し自問自答してみる

なぜこの業界を選んだのか、なぜこの業界の中でもこの会社を選んだのか、他の会社ではダメなのか、なぜその仕事を選んだのか?
自分自身のことをじっくりと見つめ直して、考えてみましょう。

そして、その「なぜ」に対して自分なりの答えをしっかりと持つことです。

「将来は独立して自分のカフェを開きたいです!」

なぜ?

「世の中にホッと安心できる場所としてのカフェを自分で作り、生活の中で安心できる場所を提供したいからです」

独立して最終的にはどうなりたいんですか?とさらに自問自答してみる→「安心できる場所を自分で作り、世の中に提供していくこと同時に、自分で独立、起業ができることを世の中に伝えていくことで、会社だけに依存せず、自分でも仕事を創り出していくことができることを発信していき、世の中の働き方の選択肢の幅を広げていきたい」

ここまで将来を見据えた考え方があると、「御社で働くことで、カフェの運営ノウハウやサービスを学び、今後の顧客のニーズを知ることでステップアップをして独立の為の成長できる場であると考えた為、御社を志望致しました。」と、繋げることができます。

とは言え、いきなりどんな生き方までしたいのかすぐに明確な答えが全員あるわけでもないと思います。それがわからないからこそ悩むものです。
将来どうなるかまではわからない、けど今はIT業界に興味はある。であればその業界で今後働いていく上で自分がどう成長していきたいのかを突き詰めていけば少しは答えが見えてくるのではないでしょうか?
特にその業界に未経験の人こそ、純粋な気持ちで、自分の考えを言葉にしてみてください。

自分が今まで携わったことのないIT業界を選んだのは、これからの時代はテクノロジーやAIなどのシステムが発達してき働き方が大きく変わっていく、だからその業界に興味を持ったのではないですか?その興味を持ったきっかけを大事にして、そこから自分に「なぜ?」を繰り返し質問してみましょう。

〇まとめ

転職活動の面接にて志望動機は必ず聞かれます。

転職理由と志望動機に繋がりがあると尚いいと思います。

「もっと様々な企業様との取引ができ、世の中のより幅広い形で携わる形で仕事がしたいと思い、転職しました」(転職理由)

「御社であれば業界の中でも最も多くの企業様と繋がりがあり、より幅広い形で仕事をすることができ、自分の経験を活かせることができると感じた為に御社を志望致しました。」(志望動機)

のような感じです。

そしてその上で最終的に自分はどうなりたいのか、という明確な答えがあるとさらにいいと思います。

最初にも述べたように、志望動機は、なぜここの会社を選んだのか?という自分なりのその後のことにも繋がることを踏まえた答えを持つことです。

転職活動は自分自身を見つめ直すことができるいい機会だと思います。
是非、時間をかけて「なぜ?」という質問を繰り返していきましょう。