自己紹介は何を話す?【転職の面接攻略法】

転職の面接における自己紹介とは?

転職、新卒就職活動を問わず面接の場面で、面接官が第1に発生する質問は、「まずは自己紹介をお願いします。」です。

これはどの業種・職種であっても共通する質問で、かつ転職者にとっては1番最初に自己アピールをする場面にもなります。

つまりこの場面で面接官に、「この人の自己紹介はおもしろいな。次の質問に対する回答も楽しみだ」と思わせることができなければ、その面接は失敗に終わる可能性は大きくなります。

人は最初が面白くないと、それ以降に関してなかなか興味を持たないからです。

では、どのような自己紹介を行えば面接官の興味を引くことができるのでしょうか。それには転職用の自己紹介方法を身に付ける必要があります。

転職の自己紹介ポイント

転職の自己紹介で、面接官から「大学から自己紹介をしてもらえますか?」というのが大半です。それを踏まえると、自己紹介の構成は以下の通りになります。

  • 学歴の紹介(大学での)
  • 職歴の紹介
  • スキルと経験の紹介

上記3点の順に、3分前後で話すのがポイントです。

人は4分、5分かかる話を聞いていると、だんだんうんざりしていきます。

面接官がうんざりすると、その面接は雰囲気が悪くなり、その後の質疑応答に多大な影響を与えるため注意してください。

それでは次項以降で、自己紹介の構成に対する考え方と、例文について紹介していきます。是非参考にしてください。

自己紹介の構成方法

ここでは、前項に記載した自己紹介3つの構成について解説していきます。自己紹介は複数の企業を受けるとしても、その内容はほとんど変わりません。面接前に自身が納得する紹介文を作っておくのがベストであると考えましょう。

学歴の紹介

面接官より自己紹介を求められ、名前を述べた後、最初に話すのは大学からの学歴です。

ただし、自己紹介の場面では詳細に話すことはありません。大学、学部、学科名を述べるに留めます。

高卒の場合も同じで、高校名、学科名を述べるだけにしましょう。

そもそも日本では大学で習得した学問と、現在の仕事が一致していることが稀なため、転職の面接ではそこまで学歴を問われることはありません。

自己紹介の持ち時間が3分前後であることを考えると、学歴紹介は手短に済ませます。

ただし、大学院の修士課程、博士課程を修了している人は別です。

より専門的な学問を習得しているので、後の質問で面接官より研究内容を聞かれる可能性があります。

大学院、研究科、専攻名の後に、どのような研究テーマで学位を習得したか、1文程度を話すのがベストです。

職的の紹介

面接官の興味はやはりあなたの今の現象ですから、転職の自己紹介において最も重症な部分になります。

そのため会社名、部署名、どのような業務をどのくらいの期間担当したかを述べます。

これまで複数企業に務めていた場合は、「1社目は~、2社目は~」というふうに答えていきます。

重要な部分とは言え詳細に話す必要はありません。

例えば営業なら、担当した商品名をどのくらいの期間扱っていたのか、1文で述べるようにしましょう。

スキルと経験の紹介

最後の締めとして、これまでの仕事で習得したスキルや経験を、転職先の企業でどう活かせるか、アピールを行います。

ここも詳細に話す必要はなく、例えば、飛び込み営業で習得した度胸ならば、「飛び込み営業で度胸をつけましたので、新規に市場を開拓している御社で活かせると考えています。」と述べましょう。

自己紹介の例文

前項で説明したように、自己紹介は自身をアピールするのは大事ですが、端的に事実だけを述べ、詳細を省き、手短にまとめる必要があります。ポイントを意識して以下に例文を書いてみます。

自己紹介例文
転職太郎と申します。本日はお時間頂きありがとうございます。私は○○大学工学部応用化学科を卒業後、1社目は△△株式会社の生産部で3年間、商品××の生産管理を担当していました。現在は株式会社□□の研究開発部で、既存製品の改良を約2年担当しています。技術の仕事を通じて論理的な思考を身に着けましたので、御社の研究部門で活かすことができると考えています。宜しくお願い致します。

まとめ

いかがでしょうか。転職において自己紹介は、面接の雰囲気を左右する重要な場面です。

面接の合否が決まると過言してもいいくらいなので、事前にしっかりまとめて、当日の面接に望んでください。あなたの転職成功を願っています!