転職活動での面接にて聞かれるキャリアプランについて考える

転職活動をする上でのよく聞かれる質問に、

「あなたの5年後、10年後のキャリアプランを教えて下さい」

この質問に対する自分の結論として、

「5年後、10年後の未来なんてわかりません」

それが本当の自分の心の声としてはあります。

時代が変われば、様々なことが変化します。

科学技術、AI、SNS、仕事の仕方、消費者の考え方、価値観、多種多様に物事は変化していきます。

その変化に伴って自分のやりたい事や考え方は変わってもいいと思ってます。

むしろ時代の変化に合わせて生き方だって変えていくべきだし、変化に強い人こそが時代で生き残れる人だと確信してます。

その意味で10年後のキャリアプランを伝えたところで、そんなに意味は無いと思ってます。

しかし、現実として面接では今だにそんな質問があることと、面接官の意図としては、自分の将来を計画的に見据えて逆算をして戦略を持ち、わかりやすく伝えることができるのか、といったところを見ているのだと思います。

言わばその人の計画性、戦略性、さらにそのキャリアプランの為にここの会社で働くことがどう直結しているのかです。

あくまで面接官側の見方として話を進めていきます!
面接官がキャリアプランを聞く目的は、

  • ① 将来的にどんな活躍をして会社に貢献してくれるのか
  • ② 物事に対する戦略を自分で考えているか
  • ③ 簡潔にわかりやすく伝える力があるか

大きくこの3つに絞って話を進めていきます。

ポイント①将来的にどんな活躍をして会社に貢献してくれるのか

面接官が知りたい一番大きなポイントはこちらです。

将来的にこの人を採用したら会社にとってどんなメリットがあるのかです。

「10年後にはAIの技術を駆使して御社での新たなサービスを開発し、新事業展開をします」などのように、将来的に会社でも大きな貢献ができることを明確に考えとして持っているのだと印象を与えることです。

勿論、企業によっては独立を応援してくれたりなど、個人でのやりたいことを尊重してくれることだってあります。

「10年後には御社での営業経験や、経営知識、ノウハウを活かして独立をします」などの解答であってもいいと思います。

しかし、その解答をする以上は独立に対する明確なビジョンまでも答えが必要となってくるので、注意してください。

ただなんとなく独立したいですとフワっとした解答になるのは控えましょう。

ポイント②物事に対する戦略を自分で考えているか

何をするにも計画をもって戦略を立てて行動することが大事です。

ビジネスをする上であれば当たり前であり、常にその思考を張り巡らせる必要があります。

その思考がきちんと備わっているのかどうかが問われている質問でもあります。

その為にも、今の自分と10年後の自分の間を埋めていくためには、今何が必要で、何をいつまでに行っていけばいいのか、そこを戦略的に埋めていけばいいのです。

10年後には御社のサービスを海外進出させる

5年後は海外での営業ノウハウと自身の英語力にも磨きを上げる

と、いうように目標と現状に一貫性のある行動を自分なりに戦略的に考えてみて下さい!

できるできないは別として、こんな目標に向かって、自分はこんな進み方をしたいのです!と自分なりに自信を持って説明することができればOKです!

ポイント③簡潔にわかりやすく伝える力があるか

最終的に面接でのどの質問にも共通して言えることは、わかりやすく相手に伝える能力があるか、です。

いくら熱い想いや素晴らしいアイディアなどがあったとしてもそれが相手にしっかりと伝わらなければ意味がありません。

仕事をする以上は例え営業職でなくとも何かしら人と人との対話が生まれます。コミュニケーションです。

その中で自分の考えや、商品の魅力を相手にわかりやすく伝えることができなければ仕事として成り立ちません。

ビジネスでの最も基礎的な部分でもあり、最も大事な部分でもある能力とも言えるのです。

自分のキャリアプランとなると、つい熱く語ってしまい、話が長くなり最終的によくわからなかったりもします。

5年、10年との期間も含めて、自分が最終的になりたい姿をまず伝え、その為には10年後のなるべき姿、5年後の姿、を順序と根拠を踏まえて伝えるとわかりやすくなる思います。

まとめ

冒頭にも述べましたが、本音を言うとあまりこの質問に意味はないと思ってますが、質問される以上は面接官側の意図を汲み取り、答える必要があります。

つまりは、相手が求めているものを提供することです。

相手がどんな解答を求めているのかを考えて質問に答えていけば、自ずと答えは見えてきます。相手の意図を掴めずに自分本位で話はじめるとどんどん話が違った印象になってしまいます。

まずはいろんな質問を面接官側の立場になって色々と分析してみるのもたのしいですよ!