転職活動における面接が受からない理由とは!?

転職活動において自分の時間を沢山費やして履歴書や職務経歴書を作成して、面接に臨みます。勿論、履歴書などの書類準備も大事ですが、結局のところ面接で全てが決まるといってもいいと思います。人が働く以上は書面上での情報だけでなく、実際に会ってみて、その人のことを面接官は知りたいのです。

なかには、面接不要ですぐにでも働けます!なんて募集もありますが、その人の人間的な中身は関係なく、誰でもできる簡単な仕事です。言い換えると、ロボットでもできてしまうような仕事でいずれはAIなどに仕事を奪われてしまうこともあるでしょう。

面接が好きです!なんて人はほとんどいないと思いますが、転職活動する上では避けては通れない道であり、誰もが悩んだり不安を感じてしまうポイントです。
面接を受かりやすくなる為の気を付けるべきポイントについてお話致します。

〇面接における気を付けるべきポイント

① 身だしなみは整っているか今一度確認してみましょう!

面接を受ける企業にもよりますが、最低限の身だしなみは大事です。髪型、服装、靴、など家を出る前にもう一度確認してみましょう。人は見た目が全てではないと言いつつも、話している内容よりも視覚情報、つまり、見た目としての身だしなみがその人の印象を決める重要な要素の一つであります。企業によっては私服でもOKのパターンも増えてきていますが、そこは企業の「色」をしっかりと自分でも見極めて節度ある身なりで面接に臨むといいと思います!

② 自己分析は事前にしっかりとやりましょう!

転職活動を始めようと思った時に1番最初にやるべきことだとも思いますが、まずは自分でしっかりと自分のことを知り、自分のことを言語化できるレベルまですることです。

「彼を知り、己を知れば百戦殆受からず」という中国の兵法書「孫氏」の一節にもあるように、企業研究をしっかりと行い、自分のこともしっかりと自分でわかっていれば面接も通りやすくなります。

自分の強みと弱み、具体的なスキル、資格、実績、自分の性格や成功体験、失敗体験、あげればきりがないでが、自分の幼少期から今に至るまで自分がどんな事をしてきてどんな人間なのか、細かく分析していくと、将来どんな生き方をしたいのか、どんな働き方をしたいのか、故にどんな会社でどんな仕事がしたいのかが少しずつ見えてきます。

過去を知ることは未来を見ることです。

③ は簡潔にハキハキと笑顔で!

面接での話し方としての基本は、まず結論から先に話すことです。結論→根拠→具体例の順で話すととてもわかりやすく、且つ簡潔に自分の想いを伝えることができます。
例として、

  • 「私の強みとしましては、企画力があることです。」(結論)
  • 「現職にて営業、企画の部署として3年間勤務をし、様々なクライアント様と打ち合わせを重ね、多種多様な意見や考え方を取り込んで新たな企画を生み出すチームのリーダー経験から企画力を培って参りました。」(根拠)
  • 「具体的には、新規事業への企画や、クライアント様同士のコラボ企画など、今まで会社の中では取り組んだことが無かったような企画を生み出して参りました。」(具体例)

といった感じです。

またNGなのは「え~」「あ~」というような間にはさむ言葉は使わないように気を付けて下さい。話がダラダラと聞こえてしまいます。また、ポイントとなる部分を伝える際、「具体的な根拠は2点ございます」というように、話す要点をまとめ、段階的に話すことで論理的な話の展開になり、話す内容が伝わりやすくもなります。

できるだけ話は簡潔にわかりやすくまとめて笑顔でハキハキと伝えることで自信があるよも聞こえます。

〇まとめ

以上の3点は面接を受ける際に心掛けておくべき最低限のポイントです。
企業によって面接のやり方は異なるでしょうし、何を求められているのかも異なります。先程も述べたようにまず基本となるのは、自分を知り、受ける企業のことも知ることで、自分の「軸」をしっかりと持つことです。

自分が最終的にどんな生き方をしていきたいのか、その為にはどんな仕事をどんな働き方でしていきたいのか。

その「軸」をしっかりと持っていれば、自ずと道は見えてきます。面接でなかなか受からない人に多く共通しているのは、この「軸」を持っていないことが多い傾向として考えられます。

その結果、様々な業種の面接を落ちてしまい、とにかくどこでもいから内定を貰うことがゴールになってしまう。仮に内定がとれたとしてもその後の未来はいかがなものでしょうか?

まずは自分をしっかりと見つめ直して転職活動を始めて面接に臨むのがいいと思います。